★高速鉄道に乗ろう★
2023年に開業された、インドネシア高速鉄道Kereta Cepat、その名も「Whoosh」。「Waktu Hemat(時間節約)、Operasi Optimal(最適運行)、Sistem Handal(頼れるシステム)」の略らしい。ジャカルタとバンドン間をあっという間に移動できる、インドネシア初の新幹線だ。
座席は指定制で、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの三種に分かれる。チケットは、事前にKereta Apiのアプリや公式サイトで購入することも、駅構内の窓口で購入することもできる。
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アプリをインストールしておけば、Kereta ApiやLRTなどのチケットも購入できて便利。特にLRTは、ジャカルタのHalim駅とも接続している路線なので、ジャカルタ市内から高速鉄道の駅まで電車で行こうと思う場合はアプリの活用がお勧め。
初回は、利用者の氏名や生年月日、パスポート情報などを登録する必要があるため、時間に余裕を持って予約する方が良い。
乗る前の30分前には駅に到着しておくように呼び掛けられるが、混雑時でなければぎりぎりの乗車も可能。
Halim駅に着き、エスカレーターで2階へ。まるで空港のような保安検査場を抜ける。空港よりも緩い審査のような気がした。
ホームへ上がれる時間も決められているようで、チケットカウンターが開けばゲートを通過しホームへ行ける。アプリで購入した人がほとんどなのか、皆、スマホを片手にゲートが開くのを待っていた。ゲート通過は、QRコードをかざせばOK。
ホームに上ると、既に待機している車両に乗り込む。指定された席に座るのが基本だが、あまりにもがらがらだと、発車後に席を移動する人の姿も見られた。
Kereta Apiで移動すると3時間ぐらいの距離を、40分ぐらいで移動。約6分の1も時間を節約できる。最高時速は350㎞とのことだが、筆者が乗った時に表示された最高時速は348㎞だった(惜しい)。ジャカルタからバンドン方面だと、上りになるためスピードがあまり出ないのでは?とも思ったが、所要時間は上りも下りも変わらないようだ。
Padalarang駅に着くと、KA Feederに乗り換え。これでBandung駅まで行ける。出口と間違えないように注意。看板と、誘導の駅員がいるので恐らく大丈夫。それに、ほとんどの人がFeederを利用するので、人の流れについて行けば問題ないだろう。
Kereta Cepatのチケットを持っている人は無料で乗れるが、ここでも改札を通る時にチケットまたはQRコードが必要。接続時間は短いが、焦る程ではないので、落ち着いて移動を。
Feederの車内も広く、短時間とはいえ快適な電車の旅ができるだろう。優先座席も用意されていた。
ちなみにPadalarang駅で降りずに、最終のTegalluar駅まで行けば、シャトルバスでSummarecon Mall Bandungへ行ける。
ちなみにジャカルタのHalim駅は、中心街から離れているため、LRTやGrabなどの配車アプリでの移動が必要。Kereta Apiが止まるGambir駅からHalim駅まで、LRTを一回乗り継いで約1時間、車なら渋滞なしで約30分。時間をとるか、お金を取るか。
確かにKereta Apiより移動時間は短いが、特にジャカルタ側は交通アクセスがまだまだ不十分な様子。今後、アクセスがより便利になれば、Whooshの利用者が増えていくと思われる。ただ、インドネシアのインフラ整備の進捗具合を見る限り、あまり大きな期待はできないかも…?