インドネシア赴任記録(バンドンより)

インドネシア バンドンに赴任。仕事や日常生活で気づいたことを織り交ぜながら赴任生活をつづっていきます。

インドネシアの日本食

★日本が恋しくなる?★

 

 海外で働いていると、日本食が恋しくなるという人も・・・。

 現地の食事が合わず、毎日日本食を食べているという方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に食事は、現地のものに偏りがちです。お腹の調子が気にならない方も、疲れた時は、日本食の方が栄養になるかもしれません。

 

 インドネシアも比較的日本食を手に入れやすい、食べやすい環境にあります。特にジャカルタやチカランは日本人が多いため、日本食料理店の量や質も良いことが多いです。

 

 ただ、筆者の暮らすバンドンは、まだまだ日本人が少ないエリアのため、日本食料理店は少なく、あっても「なんちゃって」と言われる、少し違和感を覚える味だったり、メニュー表には書いてあるのに「Kosong(売り切れ)」と言われたり・・・。売り切れたというより、最初から用意できてない可能性が高いです。

 バンドンで食べるなら、日本食よりおしゃれなカフェレストランやローカル寄りのお店の方が、味も雰囲気も楽しめるかもしれません。

 

 と言いつつ、バンドン在住民としては、貴重な日本食料理店のことも知っていただきたいので、ここでご紹介します。

 

【目次】

1.Mikawa・・・ほっとする雰囲気のお店

2.Hittobitto・・・おしゃれな日本食店

3.Hakata Ikkousha・・・日本でおなじみラーメン店

4.Hanami Cafe & Sky Lounge・・・お花見気分を楽しめる

5.Fuku Akiba・・・入るのに勇気が必要?

 

1.Mikawa

 Pasteurの高速道路出入口付近にあります。

 引き戸を開けると、看板女将(?)が元気な声で「いらっしゃいませー」。笑顔も素敵な店員さんです。お店の雰囲気も、ほっとする感じ。

 

カウンターから板前さんの調理を観察。

上品なテーブルセット。

 からあげやサバの塩焼きなど、定番の日本食はそろっています。

 ご飯類、麺類、お酒もあり、仕事で疲れたサラリーマンがふらっと立ち寄り、女将さんの笑顔に癒されながらつまみを食べつつお酒を飲む・・・そんなイメージを彷彿とさせる場所です。日本のテレビも流れています。

おひつに入ったごはんはふんわり美味しい。写真は鮭入り。

レジには賽銭箱が

 一つだけネックなのが、営業時間が短いこと。

 コロナをきっかけに、営業時間が短縮されて、16:00~20:00までしか開いていません。仕事帰りに寄ろうと思うと、金曜日は渋滞必至なので避けた方が無難です。

 

2.Hittobitto

 Gedung Sateの近くにある、2023年にオープンしたばかり?の新しいお店。

 広い店内とおしゃれな内装のため、接待等でも使えそうです。

開放感あふれる店内

壁のイラスト?にも注目

 料理のメニューも豊富。Gyukatsuを頼むと、ミニコンロがついてきて自分で焼くことができます。

 個人的には、デザートの抹茶ティラミスが見た目も味も良かったです。

メニュー名は、Matchamisu

 営業はお昼11:00から、夜は平日21:30、土日22:00まで開いているので、比較的ゆっくりと過ごせます。

 

3.Hakata Ikkousha

 日本でもおなじみの博多一幸舎、バンドンにもあります。

 ムスリムの多いインドネシア、残念ながらこちらは豚肉は扱っていません

 ただ、鶏がらスープでも濃厚さは出ていて充分と思います。

濃厚なラーメン

鶏唐揚げはサクサク。色々なディップを試してみては?

なぜ「江の島」

 営業時間は11:00~22:00。バンドンの東にあるため、高速道路から少し距離がありますが、ラーメン好きなら足を延ばすのもありです。

 

4.Hanami Cafe & Sky Lounge

 ローカル寄りのお店ですが、雰囲気は日本っぽい?

 バンドン動物園の近く、建物の階段もしくはエレベーターで上に上がった先にあります。同じ建物内には、焼肉屋さんも入っています。

建物入口をくぐるとインパクト大なイラストが

 カフェの方は、建物最上階だけあって、開放感あふれるテラス席があります。

広々としたテラス席

屋台もあるが、基本は席でQRコードからメニュー注文

屋内席もあり

 ご飯系もありますが、筆者が頼んだのはフルーツサンド。クリームは甘ったるくなく、ぺろりと完食しました。

フルーツサンドはラップに包まれて出てきた

 お店にある桜は偽物ですが、束の間のお花見気分を味わえます。

 土日は8:00~22:00、平日は11:00~21:30の営業です。

 

5.Fuku Akiba

 名前の通り、オタク要素を感じるお店です。

 店頭にはアニメフィギュアが置かれ、店内にはアニメポスターが貼られています。

二階にも席あり

見覚えのあるキャラクターが

独特のカウンター席

 料理に関して正直に言えば、こちらは「なんちゃって」が強いです。

 日本のアニメ好き、日本食好きなインドネシア人が食事をしに来るところという感じで、日本人はめったに来ない気がします。場所的には、23 Paskalエリア内で、日本人も足を運びやすい環境にありますが・・・。

注文したたこ焼き

 今回、たこ焼きを頼んでみました。想像とはだいぶ違いました(笑)。

 スクランブルエッグの下に、たこ焼きが4つ隠れています。鰹節はたっぷりかかっていましたが、お好みソースがないせいか、たこ焼き・・・?という感じです。

 

 まだまだ日本人が少ないバンドン、これから少しずつ日本人と共に日本食料理店も増えてくるのでしょうか・・・。

 

 日本が恋しくなった時、立ち寄って、心身の疲れを癒せる場所をおさえておくのも良いかもしれません。