ルピアと円の両替どこでする?
★赴任と帰任時の両替★
赴任当初と帰任間近で気になるのがルピアと円の両替事情。為替レートの動向や両替手数料なども考慮し、少しでもお得に両替したいところ。
赴任したばかりの方は、当面の生活に必要なお金を他の駐在員に両替してもらうという手もある。両替所などでは手数料が発生してしまうため、当日レートで両替してもらえばお互いお得になるはず。(要交渉)
ATMで日本のクレジットカードを利用してお金を下ろす方法もある。クレジットカード会社によって変わるかもしれないので、両替所で換金する場合とどちらがお得かは一律に言い難いが、ATMなら空港にもあるので、ひとまず必要最小限のルピアを手っ取り早く手に入れるには、この方法がお勧め。
帰任間近の方は、インドネシアの銀行口座に残ったお金を日本の銀行口座に送金する方法が最も簡単で安全。ただし、インドネシア側と日本側の手数料がかかること、為替レートも現地の両替所に比べると良くないことは覚悟しておこう。
少々リスキーだが、少しでもお得に日本円に戻したい場合は、現地の両替所で換金して帰任時に持ち帰ることだ。ただし、100万円以上の現金を日本へ持ち込む場合は税関申告が必要。現金には関税はかからないので、罰則を払うことのないよう、忘れずに申告しよう。
バンドンにも、有名な両替所がいくつかある。営業時間に注意して、お得なところで両替したい。筆者が実際に赴いた両替所を3ヶ所紹介する。
1.Golden Money Changer
レートが良い、バンドンでも有名な両替所。ルピアから円に換金する時、他の両替所では万札しか返ってこなかったが、ここでは千円札も渡してもらえた。
平日は9:00~16:00、土曜は9:00~13:00、日曜は休みと、曜日によって営業時間が違うため注意。
2.Dolarindo Money Changer
Golden Money Changerより若干劣るものの、レートは悪くなかった。毎日7:00~23:00まで営業。
3.Dolarasia Money Changer
3ヶ所の中では最もレートが悪かったものの、Dolarindoとあまり変わらなかった。毎日7:00~0:00まで営業。
【2024年9月某日の各両替所レート】
1.Golden Money Changer:108.5 IDR/JPY
2.Dolarindo Money Changer:110 IDR/JPY
3.Dolarasia Money Changer:110.6 IDR/JPY
ルピアから円に両替する際、両替所に行くには、基本的にルピアを持参する必要がある。インドネシアでは、ATMで下ろせる一日の上限額が日本に比べて低い。持っているカードの種類によるが、例えばBNIのプラチナのデビッドカードで、一日15 jutaまで。大金を換金する場合は、地道に毎日下ろしていくしかないだろう。
<まとめ>
〇赴任時の両替
・他駐在員に当日レートで両替してもらえるか要相談。
・緊急で必要なお金は、ATMからクレジットカードで下ろす。
〇帰任時の両替
・レートや手数料を考慮して少しでもお得に持ち帰るなら、現地の両替所で換金+帰国時に現金を持ち込み(100万円以上は税関申告が必要)
・安全かつ簡単な方法は、現地の銀行口座から日本の銀行口座への送金。
インドネシアから海外旅行
★マレーシアで発見★
インドネシアでは、年に1回、レバラン連休という長期のお休み期間がある。この時期に一時帰国される方も多いが、せっかくインドネシアにいるので、筆者は毎年旅行に出かけている。日本からより近くて安価な海外旅行も可能だ。
特にマレーシア。公用語のマレー語はインドネシア語に似ており、街の表示や車内アナウンスでも、見たこと聞いたことのある単語が飛び交うので、初めてな気がしないかもしれない。
ジャカルタのスカルノハッタ国際空港をはじめ、インドネシアからは直行便が出ている空港が多く、安くて近い観光先ということで、ちょっとお金のあるインドネシア人なら手軽に行ける旅行先になっていることだろう。
筆者は2024年4月のレバラン連休で、クルタジャティ国際空港からマレーシアに飛んだ。クルタジャティは、2023年にできたばかりの新しい空港で、バンドンから車で1時間20分ぐらいのマジャレンカという地域にある空港。2024年4月現在、国際線の直行便はマレーシア行きのみ。
レバラン連休時、スカルノハッタは混雑すると聞くが、クルタジャティはがらんとしており、むしろ寂しかった(笑)。
マレーシアのクアラルンプールまで約2時間。マレーシアは、2024年1月から入国申請が必要になっているため注意。空港のイミグレで待つ時でも、QRコードを読み込んで登録できるが、事前に登録しておくと安心だろう。
公共交通機関の発達しているマレーシアでは、移動は基本的に電車でも事足りるが、有名なピンクモスクやブルーモスクへ行くには、Grabを使った方が便利。ということで、筆者は空港でSIMカードを購入。これでネットが心置きなく使える。SIMカードは1週間分ぐらいのものでも、1000円以下でリーズナブル。空港に到着して出るまで、至る所に各社のSIMカード販売所があるため、購入にはさほど困らないだろう。お店の人が設定までしてくれるので、スマホを預けて、クレジットカードで支払えばOK。お店によってはクレジットカードが使えないところもあるため、事前に確認するか、事前に両替しておくこと。

両替所は空港にもあるが、レートが悪いと聞く。電車のチケットもクレジットカードで購入できるため、クアラルンプール市内まで行ってから両替するのも手だろう。ただ今回筆者は、ピンクモスクを観るために、クアラルンプール手前のプトラジャヤで降りて一泊したので、そこで現金が必要だった。結局、空港で50万ルピアを両替してもらって、その後も現金はそれだけで乗り切った。クレジットが使えるところは、とことんクレジットを使用。どちらが得かは分からないが、現金を余らせるよりは…という考え。
ここで、マレーシアの有名な観光地をいくつか紹介。
1.モスク
マレーシアのモスクは規模が大きくておしゃれな外観のものが多い気がする。中でも有名なのが、ピンクモスクとブルーモスク。
まずは、プトラジャヤにあるピンクモスク。プトラジャヤは、首相官邸もあるせいか、街全体がお高くとまっている感じ。行った時は断食期間で、16時を過ぎており、ピンクモスクの中に入ることはできなかった。また、夕立に降られ、モスクからホテルまで慌ててGrabで移動。

モスク前は広場になっており、写真を撮る観光客であふれていた。晴れていれば、クルーズ船に乗ることもできたのに、残念。

お次は、ブルーモスク。こちらは土曜の午前中に行き、無事に中に入れた。観光客の扱いに慣れているのか、現地スタッフが無料ガイドという形で中を案内してくれた。筆者が行った時は中国人と日本人がいたため、英語で説明されたが、スタッフは日本語も話せるようだった。かつては日本人ばかり来ていたそうだが、最近は日本以外からの観光客も増えているという。

このブルーモスク、クアラルンプール市内からのアクセスは決して良いとは言えない。今回、筆者はセントラル駅からシャーアラム駅まで電車で約1時間かけて移動し、シャーアラム駅からはバスに乗車。バス停で降りた後、約15分歩いてようやく到着。
タイミングが良かったのか、道を走る車はほとんどなく、歩道は歩きやすく、モスクまでの道もちょっとした散歩で風景を楽しむことができた。歩くのが辛い人は、Grabを活用するしかないだろう。マレーシアはバンドンより暑い。少し歩くだけで汗がだらだら出てくる。
帰りはバスがいつ来るかわからなかったため、Grabで市内まで移動。電車とバスを乗り継いで合計約2時間のところ、車なら約30分。その分お金はかかるが、もし複数人で来るなら行きもGrab一択だろう。
2.バトゥ洞窟
ムスリムが多いマレーシアだが、セントラル駅周辺ではインド系のお店をよく見かけた。クアラルンプールから電車で約40分北上すると、ヒンドゥー教の寺院があるバトゥ洞窟へ行ける。最寄り駅のすぐ傍にあるので、Grabの出番はなかった。
ここが観光地として有名になっているのは、長いカラフルな階段が理由だろう。272段の階段を登りきると、洞窟内に寺院を発見。さすがに厳かなムードに包まれている。

ふもとには、大量のサルと鳩。インドネシアではあまり鳩を見かけないが、ここにはうようよいる。サルたちは、観光客の食べ物を狙っているのだろう。バラマキ用の餌を販売している人もいて、餌を目当てに鳩もサルも寄ってくる光景は少し異様。
ここは、半日あればさっくり観光できる。
3.タワー
マレーシアと言えば、ツインタワー。昼の姿にも圧倒されるが、夜はライトアップがきれいで、20時から始まる広場の噴水ショーと併せて鑑賞する人が多い。


クアラルンプールタワーも有名。お互い、歩いて15分ぐらいの距離に位置しているので、1日で回ることが可能。マレーシアはインフラがかなり整備されており、歩行者にも優しい道。案内看板も立っているし、信号機だってある。唯一の欠点は、前述の通り、暑すぎること。日焼け防止対策も必須だ。

もう一つ、新しいタワーがある。異様な存在感を放っているこのタワーは、2024年4月現在、まだオープンしておらず、外から眺めるだけだったが、中に入れるようになれば、また新たな観光スポットとしてにぎわうのかもしれない。

4.セントラルマーケット
お土産を買うならここで決まり、な場所。飲食も可能。相場はよく分からないが、空港で買うより安いはず。2階にはバティックを売っているお店が多かった。


正直に言うと、マレーシアに行く前は、インドネシアと同じような国だと思っていた。確かに言葉は似ているが、インフラ整備の進み具合、多種多様な文化と宗教の混在具合はインドネシアの比じゃなかった。なぜインドネシアはこんな風に発展しないのか…と、何度思ったことか。

物価は徐々に上昇傾向にあるようだが、日本に比べれば安いものも多い。
日本からも直行便は飛んでいるが、インドネシアから行く方が安くて早い。インドネシア語をある程度覚えていたら、街中で見かけるマレー語との共通点や相違点を探してみるのも面白い。ただ、英語表記や、英語しか通じない人も割と多いので、インドネシア語を使って「は?」と返されることがなくもない…。


今回、筆者はレバランを挟んで行ったため、断食期間中のラマダンバザールものぞくことができた。モスクやこういった光景を見ると、イスラムの国だなと思う一方、華僑と思われる人々やインドの文化、日系のお店もそこかしこに見られ、あらゆる宗教や文化が混在している国と思わざるをえない。ただ、どれもお互いに干渉しすぎず、共存している。今後もますますの発展が見込めそうだ。
インドネシアに似て非なる国、でもインドネシアから近くて手軽に行ける国。海外で視野を広げるにはもってこいの旅行先かもしれない。
まだ行けていないエリアもたくさんある。週末にサクッと旅行するのも手かもしれない。言葉や移動が不安な人は、ツアーを利用するのもあり。
便利な?移動手段
★高速鉄道に乗ろう★
2023年に開業された、インドネシア高速鉄道Kereta Cepat、その名も「Whoosh」。「Waktu Hemat(時間節約)、Operasi Optimal(最適運行)、Sistem Handal(頼れるシステム)」の略らしい。ジャカルタとバンドン間をあっという間に移動できる、インドネシア初の新幹線だ。

座席は指定制で、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの三種に分かれる。チケットは、事前にKereta Apiのアプリや公式サイトで購入することも、駅構内の窓口で購入することもできる。
公式サイトはこちら↓
アプリのインストールはこちら↓
アプリをインストールしておけば、Kereta ApiやLRTなどのチケットも購入できて便利。特にLRTは、ジャカルタのHalim駅とも接続している路線なので、ジャカルタ市内から高速鉄道の駅まで電車で行こうと思う場合はアプリの活用がお勧め。
初回は、利用者の氏名や生年月日、パスポート情報などを登録する必要があるため、時間に余裕を持って予約する方が良い。
乗る前の30分前には駅に到着しておくように呼び掛けられるが、混雑時でなければぎりぎりの乗車も可能。
Halim駅に着き、エスカレーターで2階へ。まるで空港のような保安検査場を抜ける。空港よりも緩い審査のような気がした。



ホームへ上がれる時間も決められているようで、チケットカウンターが開けばゲートを通過しホームへ行ける。アプリで購入した人がほとんどなのか、皆、スマホを片手にゲートが開くのを待っていた。ゲート通過は、QRコードをかざせばOK。

ホームに上ると、既に待機している車両に乗り込む。指定された席に座るのが基本だが、あまりにもがらがらだと、発車後に席を移動する人の姿も見られた。


Kereta Apiで移動すると3時間ぐらいの距離を、40分ぐらいで移動。約6分の1も時間を節約できる。最高時速は350㎞とのことだが、筆者が乗った時に表示された最高時速は348㎞だった(惜しい)。ジャカルタからバンドン方面だと、上りになるためスピードがあまり出ないのでは?とも思ったが、所要時間は上りも下りも変わらないようだ。

Padalarang駅に着くと、KA Feederに乗り換え。これでBandung駅まで行ける。出口と間違えないように注意。看板と、誘導の駅員がいるので恐らく大丈夫。それに、ほとんどの人がFeederを利用するので、人の流れについて行けば問題ないだろう。
Kereta Cepatのチケットを持っている人は無料で乗れるが、ここでも改札を通る時にチケットまたはQRコードが必要。接続時間は短いが、焦る程ではないので、落ち着いて移動を。

Feederの車内も広く、短時間とはいえ快適な電車の旅ができるだろう。優先座席も用意されていた。
ちなみにPadalarang駅で降りずに、最終のTegalluar駅まで行けば、シャトルバスでSummarecon Mall Bandungへ行ける。



ちなみにジャカルタのHalim駅は、中心街から離れているため、LRTやGrabなどの配車アプリでの移動が必要。Kereta Apiが止まるGambir駅からHalim駅まで、LRTを一回乗り継いで約1時間、車なら渋滞なしで約30分。時間をとるか、お金を取るか。
確かにKereta Apiより移動時間は短いが、特にジャカルタ側は交通アクセスがまだまだ不十分な様子。今後、アクセスがより便利になれば、Whooshの利用者が増えていくと思われる。ただ、インドネシアのインフラ整備の進捗具合を見る限り、あまり大きな期待はできないかも…?
インドネシアでの暮らし
★インドネシアの住居★
インドネシアでどんなところに住むのか、心配される方もいらっしゃると思います。ジャカルタやチカランエリアに住まれる方は、日本人向けのサービスアパートが多数あり、日本と変わらないもしくは日本以上の贅沢な暮らしができる可能性大です。
一方で、筆者の暮らすバンドンエリアには、日本人向けのサービスアパートがありません。日本人の数がまだまだ少ないせいでしょうか。そのため、筆者の会社の駐在員はインドネシア人や華僑の方々が住むアパートで暮らしています。質としては日本より劣るものの、こちらのレベルで言うと中流~上流階級向けのため、そこまで不自由になることはありません。
企業の待遇度合いによっては、インドネシア人でも学生や給料の少ない社会人等が住むようなコス(Kost)と呼ばれるシェアハウス的なところに住む日本人もいます。こちらは筆者の暮らすアパートより不便なところが多く、生活もよりローカルに近いと思います。もちろん、コスの程度にもよると思いますが・・・
上記の住居に関して、以下の通りまとめてみました。各特徴は、これまで筆者が知人から聞いた内容を基にしているものもありますので、物件によって若干の違いがあると思います。あくまで一例として、参考程度に考えていただきますようお願いします。
①日本人向けサービスアパート
【家賃】
◆20~30万円/月程度。
【部屋】
◆湯舟がついている部屋もあり。
◆ベッドは一人で寝るのにちょうど良い大きさ。
◆台所はあったりなかったり。
【サービス】
◆毎日部屋の清掃あり。食器洗い、ベッドのシーツやまくらカバーの交換もあり。
◆ウォーターサーバーのガロンは、少なくなっていれば気を利かせて(?)新しいものに変えてくれることもある。ガロンがない部屋には、ホテルのように毎日ペットボトルの水が用意される。ガロンにしてもペットボトルの水にしても、駐在員の自己負担はなし。
◆ランドリーサービスは基本毎日ある。部屋に置いているものを取りに来て、洗濯後は部屋に返してくれる。料金は枚数や㎏で無料になる幅あり。
◆毎朝、1階のレストランで朝食をとれる。朝食代は家賃代に含まれているため、駐在員の出費不要。
◆大体のフロントスタッフは、日本語で挨拶してくれる。
◆ロビーには無料サービスのコーヒーや紅茶、日本の本や漫画が置いてある。本や漫画は借りて部屋に持ち込むこともできる。
【その他】
◆プール、ジム、温泉など、アパートによるが+@の施設が充実していることが多い。
◆他の会社の日本人と顔を合わせやすい。
◆入口にはセキュリティスタッフがおり、アパートによっては外部の車が入ってくると、車を開けて荷物チェックされる。

②ローカルのアパート
【家賃】
◆4~5万円/月程度。
【部屋】
◆湯舟はなく、トイレとシャワールームがセットになった個室で、シャワーを浴びるとトイレを利用する時はびしょ濡れの床を踏むしかない。シャワーのお湯がぬるかったり勢いが弱かったりする時がある。
◆ホテル兼用のアパートでは特に、ホテルの客室に合わせてか、ベッドは大きなダブルベッドのことが多い。
◆部屋や天候、時間帯によっては、インターネット回線が弱い時がある。
【サービス】
◆部屋の清掃は1ヶ月に1回、もしくはないところもある。ただ、清掃後のきれいさにはあまり期待しない方が良い。
◆ウォーターサーバーのガロンは、なくなればアパート管理人に頼んで交換補充してもらうか、1階のお店で自分で頼んで部屋まで運んでもらう。費用は自払い。
◆ランドリーサービスは、あるところもあればないところもある。あるところでも、部屋に取りに来て部屋に返してくれるところもあれば、自分でロビー近くのランドリーサービス所に持って行くところもある。1ヶ月ごとに無料でできる重量を超過した分は、超過重量分に応じて自己負担。洗剤のにおいがきつくて自分で洗濯する駐在員も・・・
◆朝食サービスはないため、朝食は各自で準備し部屋で食べる。ホテル兼用の場合は1階にレストランやコンビニがあり、食べ物の調達にはあまり苦労しない。ちなみに筆者のアパートはホテル兼用だが、コロナ以降、レストランの昼夜営業がなくなり、ホテル宿泊者向けの朝食ビュッフェのみされている。アパート在住者は利用不可もしくは別途支払い必要。(利用したことがないため不明)
◆フロントスタッフはインドネシア語しか話せないこともある。ホテルと兼用になっているアパートの場合、英語も多少通じる可能性あり。
【その他】
◆外部の車は駐車場代をとられる。駐在員の車は普通に払うよりお得な契約型にしている。
◆住人はインドネシア人や華僑の人がほとんどで、日本人と顔を合わせることはほとんどない。
◆入口にはセキュリティスタッフがいることが多い。エレベーターは指紋認証でロックを解除しないと部屋のある階には行けない仕組み。指紋認証の反応が悪い時があるため、その時はセキュリティスタッフの助けを借りてロックを解除し、目的階のボタンを押す。
◆ジムやプールがついているところもある。ホテル兼用のアパートについている可能性が高い。利用には支払いが必要だが、1ヵ月契約で安くなる場合もある。
◆ホテル兼用のアパートの場合、休日は結婚式などでにぎわうことが多い。

③コス
【家賃】
◆1~2万円/月程度。
【部屋】
◆湯舟はなく、シャワーのお湯が出ないところもある。
◆ベッドは一人で寝るのにちょうど良いサイズ。
◆料理をする時は共用エリアの台所で。調味料を置きっぱなしにしていると勝手に使われることもある。
【サービス】
◆部屋の清掃頻度は特に決まっておらず、急にやって来てすることも・・・。
◆ランドリーサービスは、部屋での受け渡しが可能なところもある。洗剤のにおいがきついことが多い。
◆ウォーターサーバーのガロンは、廊下などの共用スペースにあり。
【その他】
◆同じ会社でもない限り、日本人に会うのは稀。
◆入口にはセキュリティスタッフはおらず、CCTVカメラを設置しているのみ。
◆部屋を出れば吹きさらしの廊下というところは、雨季の豪雨時は廊下が水浸しになる。

いかがでしょうか。
同じインドネシア、同じ駐在員でも、会社規模や地域によっては、待遇にかなり差が出そうですね(笑)・・・。
「住めば都」という言葉がありますが、最初から不便な生活を経験されている方は、逆にそれが普通になっていることでしょう。逆に、日本で生活している時より至れり尽くせりな待遇を受けて、帰任後に一人暮らしされる方は、自分ですることが面倒になり、苦労されるかもしれません。
インドネシア人の家に一度お邪魔してみるのも良い経験です。チャレンジャーな方は、お泊りしてみてください。中流~上流階級の家ならともかく、ほぼ高確率で、冷たいシャワーか組み式タイプのお風呂しかないでしょう。
ムスリムの方は、朝4時頃にお祈りがありますので、強制的に(?)起きることになるかもしれませんね。ただ、インドネシア人でも、朝のお祈りをした後に二度寝する人はいます。また、子供に多いようですが、起きれず昼のお祈りで代用するか、時間をずらしてお祈りする人もいるそうです。
インドネシアの部屋は、基本的に土足NGですので、靴は玄関先で脱ぎます。ただ、日本のような靴置きがなく、玄関扉の前に脱いだ靴を脱ぎっぱなしで置く場合が多いです。アパートの場合、ここで靴を脱ぐといった明確な区切りがないため、大体は部屋に入ったすぐのところで脱いでいます。清掃スタッフなどが入ってきた時も、皆さん、部屋の入口で靴を脱ぎます。裸足の場合がほとんどですが、素足や靴下の汚れが気になる人は、部屋用スリッパを用意して部屋ではそれを履くことをおすすめします。
同じアパートでも、部屋によっては虫が大量発生するところもあります。ハエ、アリ、蚊、ゴキブリ、イモリ・・・この辺りが出ても、すぐに「またか」と思うようになるでしょう。現地の殺虫剤スプレーは常備しておくのがベターです。

潔癖症な方や、虫が苦手な方は、インドネシア生活にストレスを感じやすいでしょう。住んでいるうちに慣れてくれば「こんなものか」と思えるようになります。生活文化の違いを理解し、甘んじることも、ストレスを抱えず過ごすコツです。
インドネシア国内旅行へ行ってみよう2
★ジョグジャカルタへ★
バリ島に次ぐ(?)有名観光地、ジョグジャカルタ。
「ボロブドゥール遺跡」の名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? その遺跡があるのが、ジョグジャカルタです。

ジャカルタやバンドンと同じジャワ島にありますが、ジャカルタやバンドンが西ジャワに位置するのに対し、ジョグジャカルタは中部ジャワ。飛行機だと、ジャカルタから約1時間の距離で、電車だと、約8時間かかります。(バンドンからの場合、電車で6~7時間です)



土日で行くこともできますが、じっくり観光するなら連休使って二泊三日ぐらいがお勧めです。有名どころをご紹介します。
【目次】
1.ジョグジャカルタのお勧め観光スポット
2.ジョグジャカルタのグルメ
3.ジョグジャカルタのホテル
4.ジョグジャカルタに対する所感
1.ジョグジャカルタのお勧め観光スポット
(1)ボロブドゥール寺院
ジョグジャカルタと言えばここ、というぐらい、定番中の定番観光地です。世界遺産にも登録されています。ジョグジャカルタ市内から、車で約1時間かかります。暑さと混雑避けるため、午前中早めに行くのがお勧めです。

コロナを機に、上へあがるのに入場制限がかかっている場合があるので、公式HP等で事前に確認してから行くようにしましょう。

(2)プランバナン寺院
ボロブドゥール寺院とセットで行きたい世界遺産です。ボロブドゥール寺院から車で約1時間ちょっとかかるので、朝にボロブドゥール、昼にプランバナン、というプランにする方も多いと思います。ボロブドゥールとセットの入場券がお得なので、どちらも行く予定の方は、セット券を購入しましょう。




(3)タマン・サリ
水の王宮です。奥へ進むと住居の名残を思わせる部屋がいくつもあり、意外と広いことに驚かされます。ガイドがいなければ迷子になってしまうかも・・・。



(4)Obelix Hills
プランバナン寺院の近く、山道をぐんぐん上った高台にあります。若者が多く集まるフォトスポットで、ここから眺める夕陽を目当てに訪れるようです。カフェレストランも併設されているので、ライブミュージックを聞きながらゆったり過ごすこともできます。



2.ジョグジャカルタのグルメ
(1)Nasi Gudeg
おかずが甘辛いという印象の料理です。ジャックフルーツやココナッツミルクを使って煮込んでいるからでしょう。ジョグジャカルタの定番郷土料理とあって、色々なところで食べられます。

(2)Kopi Bukan Luwak
ジョグジャカルタ市内から少し北に行ったところにあるレストランです。樹齢何百年という木でできた建物が、味のある雰囲気を出しています。好きなおかずを選んでとって食べます。


(3)Nasi Brongkos
お肉や豆腐、豆が入ったピリ辛シチューで、ジョグジャカルタの特産品。ごはんと一緒に食べます。持ち帰りもできるので、筆者は帰りの電車の中でお昼ごはんに食べました。


(4)Pabrik Bakpia Pathok 25
ジョグジャカルタの定番お土産と言えばBakpia。こちらのお店では、製造工程を見学できるようになっており、夜でもたくさんのお客さんが訪れます。できたて熱々のBakpiaを試食することもできます。

3.ジョグジャカルタのホテル
筆者が宿泊した、ジョグジャカルタでも有名な(?)ホテル、The Phoenix Hotelをご紹介します。高いだけあって、内装は豪華で立派でした・・・。




4.ジョグジャカルタに対する所感
街がきれい、というのが大きな印象です。道は整備されており車が走りやすく、ごみもあまり落ちていません。インドネシアでは珍しい街並みのような気がします。ただ、特にプランバナン寺院に行った時、バイクが大きな音を響かせて走っているのは目立ちました。神聖な寺院の傍であの騒音は残念です。

今後も新しい観光地ができて、ますます発展していくことが期待できそうです。
インドネシアで長期滞在されるなら、バリ島と併せて行っておきたい観光地です。
インドネシアの日本食
★日本が恋しくなる?★
海外で働いていると、日本食が恋しくなるという人も・・・。
現地の食事が合わず、毎日日本食を食べているという方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に食事は、現地のものに偏りがちです。お腹の調子が気にならない方も、疲れた時は、日本食の方が栄養になるかもしれません。
インドネシアも比較的日本食を手に入れやすい、食べやすい環境にあります。特にジャカルタやチカランは日本人が多いため、日本食料理店の量や質も良いことが多いです。
ただ、筆者の暮らすバンドンは、まだまだ日本人が少ないエリアのため、日本食料理店は少なく、あっても「なんちゃって」と言われる、少し違和感を覚える味だったり、メニュー表には書いてあるのに「Kosong(売り切れ)」と言われたり・・・。売り切れたというより、最初から用意できてない可能性が高いです。
バンドンで食べるなら、日本食よりおしゃれなカフェレストランやローカル寄りのお店の方が、味も雰囲気も楽しめるかもしれません。
と言いつつ、バンドン在住民としては、貴重な日本食料理店のことも知っていただきたいので、ここでご紹介します。
【目次】
1.Mikawa・・・ほっとする雰囲気のお店
2.Hittobitto・・・おしゃれな日本食店
3.Hakata Ikkousha・・・日本でおなじみラーメン店
4.Hanami Cafe & Sky Lounge・・・お花見気分を楽しめる
5.Fuku Akiba・・・入るのに勇気が必要?
1.Mikawa
Pasteurの高速道路出入口付近にあります。
引き戸を開けると、看板女将(?)が元気な声で「いらっしゃいませー」。笑顔も素敵な店員さんです。お店の雰囲気も、ほっとする感じ。


からあげやサバの塩焼きなど、定番の日本食はそろっています。
ご飯類、麺類、お酒もあり、仕事で疲れたサラリーマンがふらっと立ち寄り、女将さんの笑顔に癒されながらつまみを食べつつお酒を飲む・・・そんなイメージを彷彿とさせる場所です。日本のテレビも流れています。


一つだけネックなのが、営業時間が短いこと。
コロナをきっかけに、営業時間が短縮されて、16:00~20:00までしか開いていません。仕事帰りに寄ろうと思うと、金曜日は渋滞必至なので避けた方が無難です。
2.Hittobitto
Gedung Sateの近くにある、2023年にオープンしたばかり?の新しいお店。
広い店内とおしゃれな内装のため、接待等でも使えそうです。


料理のメニューも豊富。Gyukatsuを頼むと、ミニコンロがついてきて自分で焼くことができます。
個人的には、デザートの抹茶ティラミスが見た目も味も良かったです。

営業はお昼11:00から、夜は平日21:30、土日22:00まで開いているので、比較的ゆっくりと過ごせます。
3.Hakata Ikkousha
日本でもおなじみの博多一幸舎、バンドンにもあります。
ムスリムの多いインドネシア、残念ながらこちらは豚肉は扱っていません。
ただ、鶏がらスープでも濃厚さは出ていて充分と思います。



営業時間は11:00~22:00。バンドンの東にあるため、高速道路から少し距離がありますが、ラーメン好きなら足を延ばすのもありです。
4.Hanami Cafe & Sky Lounge
ローカル寄りのお店ですが、雰囲気は日本っぽい?
バンドン動物園の近く、建物の階段もしくはエレベーターで上に上がった先にあります。同じ建物内には、焼肉屋さんも入っています。

カフェの方は、建物最上階だけあって、開放感あふれるテラス席があります。



ご飯系もありますが、筆者が頼んだのはフルーツサンド。クリームは甘ったるくなく、ぺろりと完食しました。

お店にある桜は偽物ですが、束の間のお花見気分を味わえます。
土日は8:00~22:00、平日は11:00~21:30の営業です。
5.Fuku Akiba
名前の通り、オタク要素を感じるお店です。
店頭にはアニメフィギュアが置かれ、店内にはアニメポスターが貼られています。



料理に関して正直に言えば、こちらは「なんちゃって」が強いです。
日本のアニメ好き、日本食好きなインドネシア人が食事をしに来るところという感じで、日本人はめったに来ない気がします。場所的には、23 Paskalエリア内で、日本人も足を運びやすい環境にありますが・・・。

今回、たこ焼きを頼んでみました。想像とはだいぶ違いました(笑)。
スクランブルエッグの下に、たこ焼きが4つ隠れています。鰹節はたっぷりかかっていましたが、お好みソースがないせいか、たこ焼き・・・?という感じです。
まだまだ日本人が少ないバンドン、これから少しずつ日本人と共に日本食料理店も増えてくるのでしょうか・・・。
日本が恋しくなった時、立ち寄って、心身の疲れを癒せる場所をおさえておくのも良いかもしれません。
インドネシア人とのコミュニケーション
★仕事の意思疎通★
同じ日本人同士でも、コミュニケーションのすれ違いで困ることは何度も経験してきたはず。海外で現地スタッフが相手だと、言葉も宗教も文化も違うので、コミュニケーションにはさらに苦労されているのでは?
ここでは、現地スタッフとのコミュニケーションで筆者が心掛けていることを綴っていきます。
【目次】
1.使う言葉に注意
2.Google翻訳は答え合わせ
3.図解で共有
4.思い込みがないか
1.使う言葉に注意
インドネシア人と会話する時は、インドネシア語、英語、日本語のいずれかになるかと思います。一番多いのが、案外、インドネシア語かもしれませんね。世界一簡単な言語と言われる通り、駐在員も比較的覚えやすく、気づけばスタッフとの会話をインドネシア語でしている・・・という方も少なくないと思います。
母語であるせいか、日本人の使うインドネシア語が多少雑でも伝わりやすいのがありがたいところです。ただ、それに慢心して「伝わったつもり」になっていると危険です。確実に伝えたいことがある時は、筆者の場合、英語を使います。英語に自信がない方、英語ができない方は、日本語のできるスタッフを通訳者として介してもらいます。
筆者は、口頭では基本的にインドネシア語を使います。What's APP等のチャットも然りです。英語を使うのは、主に、会社のメールを送る時です。難しいニュアンスを細かく伝えたいときには、英語で丁寧に内容を書いてメールを送ります。
既に経験済みの方も多いと思いますが、Google翻訳では、日本語⇔インドネシア語の翻訳が充分ではありません。まだインドネシア語⇔英語の方が、うまく翻訳してくれるようです。スタッフは基本的に英語が使えますが、そのレベルは人によって様々。母語ではない分、解釈があやふやになるところもあるでしょう。そんな時は、こちらが送った英文メールをGoogle翻訳でインドネシア語に訳して読んでくれます。その方が、日本語メールを送るより、こちらの意図する内容が伝わりやすいです。恐らく、日本語の独特な言い回しが、うまく翻訳されないのだと思います・・・。
また、スタッフも英語でメールを返してくれるので、今度はこちらがGoogle翻訳で日本語に訳して読めば、解釈もしやすいです。
次に注意するのが、日本語のできるスタッフに頼る時です。そのスタッフの日本語力にもよりますが、やはりネイティブではないので、こちらが使う日本語には気を配る必要があります。理想は、小学生でも理解できる優しい言葉を使うことですね。また、仕事の都合上、どうしても専門用語が出てしまうと思いますが、そのスタッフが担当部署ではなく専門外の時は、まずは言葉の意味から説明しないといけません。
言葉以外にも大事なのが、「何を伝えてほしいか」ということを常に意識することです。日本人同士なら、この表現で自分が相手に何を求めているのか伝わるということもありますが、インドネシア人相手には、時にはストレートに伝えることも大事です。何を聞きたいのか、何を求めているのか、はっきりと伝えるようにします。こちらの思いを汲んでくれる(優秀な?)通訳者なら、同じインドネシア人に対して、意訳して伝えてくれるかもしれませんが、こちらの意図を汲み取ってもらえないと、表面的な言葉しか伝えてもらえません。その結果、ほしい答えを導き出せない可能性があります。
言葉と目的を明確化することが、スムーズな会話を引き出すコツです。
2.Google翻訳は答え合わせ
分からない単語を調べるだけが、Google翻訳ではありません。むしろ筆者は、自分の作成したインドネシア文や英文が合っているかを確かめるために使う機会が増えました。誤字脱字のチェックにもなります。
当然、インドネシア語にも文法の決まりはあります。日本人が多少おかしい文法でインドネシア語を使っていても、スタッフはたいてい、文脈から解釈してくれます。そのため、間違いを指摘してくることはめったにありません。
ただ、知らずに間違えたまま使っていると恥ずかしいですよね・・・。
言葉の順番やスペル一つ違うだけで、意図していた内容と違う内容が伝わる可能性もあります。2通りの解釈ができ、どちらにも解釈が取れる場合は要注意です。そのまますれ違った解釈で進んでしまうと、巻き返しが大変です。
Google翻訳も万能ではありませんが、自分が思っていた通りの訳し方にならないと、「あれ?」と立ち止まって考え直すことはできます。最初は面倒でも、習慣づけば苦になりません。少しの手間でミスコミュニケーションを回避できるなら、多少の手間は惜しんでも良いと思います。
3.図解で共有
言葉だけの意思疎通では限界があります。分かりやすいのは、図解を用いることです。せっかく近くにいて直接話せる距離にいるのなら、なおさら、紙とペンを用意して、一緒にイメージを共有した方が良いでしょう。
文字だけよりも、図解を用いる方が、記憶にも残りやすいです。また、複雑な内容は、例を挙げてみるのも良いと思います。数字を使う時は、二つの事例を比較すると、よりクリアになるでしょう。
4.思い込みがないか
特に、インドネシア語である程度スタッフと会話できるようになってきた人に多い傾向にあると思いますが、何となく通じ合っているから大丈夫、という慢心が生まれやすいです。しかも、お互いにすれ違っていることに気づかず、後から「そう解釈してたの?」と驚かされることもあります。
回避するには、会話した時に、自分が解釈したことをきちんと言葉にして「こういうことだよね」と確認することです。ただ難しいのは、同じ言葉を使っていても、解釈が違っている時です。可能であれば、表現の仕方を変えて、最低2通りの言い方で確認できると良いでしょう。毎回していたら業務効率が落ちるので、大事な内容のみで問題ないと思います。
確認は、してもしすぎるということはないです。そんなことまで・・・聞かなくてもわかっている・・・というところもきちんと確認することが、後々のトラブル防止につながります。
日々の忙しさから、慣れてくるとつい手を抜いてしまうのが言葉のコミュニケーションだと思います。ただ、ここをおろそかにすると、業務に大きな支障が生じやすいです。内容によりますが、面倒でも、ガラスを扱うように慎重なコミュニケーションを意識したいものです。
<まとめ>
・日本語通訳を介する時は、小学生でも分かる言い回しで
・Google翻訳で自分の作文力をチェック
・イメージの共有が早期理解の助けに
・石橋はたたきすぎても壊れない


