★国内の移動手段★
【目次】
1.車移動が基本!
2.電車に乗ってみよう
3.LCCで国内プチ旅行
1.車移動が基本!
(1)会社が用意した車
インドネシアに赴任された方は、毎日ドライバー付きの車で通勤される方がほとんどだと思います。こちらに来てすぐお分かりになったと思いますが、インドネシアの道は大量のバイクと車であふれています。どこもかしこも渋滞していて、車線はあってないようなもの。隙間があれば、誰もかれもが、我先にと進もうとします。
高速道路も渋滞していることがあります。特に週末は、ジャカルタからバンドン方面に出かける旅行客で混雑します。金曜の夜や土曜の朝にバンドン方面へ行く時、また、日曜の昼過ぎにジャカルタ方面へ行く時は、渋滞を覚悟した方が良いです。
最近は舗装された道も増えてきましたが、歩くにはまだまだ整備が不充分な道も多く、道の真ん中に穴があいていたり、バイクや車が至近距離を走ったりと、危険要素がたくさんあります。横断歩道では、基本的に車は止まりません(笑)。道を渡る時は、インドネシア人は自ら手を挙げて車をけん制しながら無理やりわたることが多いです。近くの交通整備の人に車を止めてもらって渡る方法もあります。
車がないと生活が不便に感じる人は多いはず。そのため、休日も車を用意してくれる会社が多いのではないでしょうか。日頃の通勤で顔なじみのあるドライバーさんなら、安心して使えますよね。
ちなみにドライバーさんの語学力は、会社によって様々だと思います。日本語や英語が話せる人ならともかく、インドネシア語しか話せないと、必然的にインドネシア語の勉強にもなりますね(笑)。
ご参考に、よく使うインドネシア語を載せておきます。
〇Selamat Pagi(スラマット パギ):おはようございます
〇Selamat Siang(スラマット シアン):こんにちは
〇Selamat Sore(スラマット ソレ):こんにちは(夕方)
〇Selamat Malam(スラマット マラム):こんばんは
〇Terima kasih(トゥリマ カシ):ありがとうございます
〇Tolong ke ~(トロン ク~):~へ行ってください
*「Ke~」は、「pergi ke~」(プルギ ク~)の略。
「pergi」がなくても通じる。
〇Ada(アダ):ある、いる
〇Kanan(カナン):右
〇Kiri(キリ):左
〇Belok(ベロック):曲がる
*「Tolong belok kanan」で、「右に曲がってください」。
〇Lurus(ルルース):まっすぐ
*「Lurus」だけで、「まっすぐ進んでください」。
〇Depan(ドゥパン):前
〇Belakang(ブラカン):後ろ
〇Di mana?(ディ マナ):どこにいますか
〇Jam~(ジャム~):~時(時刻を表す)
*「Jam 1」(ジャム サトゥ)で、「1時」。
*「1 jam(サトゥ ジャム)」だと「1時間」なので注意。
〇Sini(シニ):ここ
〇Sana(サナ):あそこ
〇Barang(バラン):荷物
ドライバーさんへのチップですが、渡すかどうか、いくら渡すか、は、駐在員によって異なるようです。筆者の場合、夜まで使うなら夜ご飯代として5万ルピア渡しています。休日に私用で使う場合、チップとして5万ルピア、長距離移動や長時間使用なら10万ルピア渡す人もいるようです。お礼として食べ物を買って渡す場合もあります。
休日に私用で使う場合、ガソリン代や高速道路代が駐在員の自己負担になるか会社負担になるかは、会社によりけりです。自社の規定がどうなっているか、事前に確認しておきましょう。
シートベルトは、しておくことをお勧めします。こちらでは割込みも日常茶飯事。ドライバーさんがしょっちゅう急ブレーキをかけることもあります。特に雨の中、高速道路を走っている時は、ぶつかりそうなところで急にスピードを落とすので、ひやひやものです。
(2)配車アプリの活用
短距離移動なら、休日はGrabやGojekを使う人もいます。これらは、インドネシア人もよく利用する配車アプリです。事前に目的地を決定し、料金を確認してからドライバーさんを呼べるので安心。バイクの方が若干安いですが、安全のためには車を選ぶ方が無難です。ただ、これらの配車アプリを使う場合、インドネシア語しか話せないドライバーさんにあたることもあります。
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ブルーバードタクシーも安全ですが、料金は高いです。
(3)インドネシア人寄り?の移動手段
生活上級者になると、Angkot(アンコット)という、ローカルのミニバスを活用する人もいます。目的地別にバスが決まっていますが、慣れていないと行き先も料金もわからないので、外国人と知られると高い料金をとられるかもしれません。
ジャカルタには、Bajai(バジャイ)という三輪バイクタクシーもあります。こちらはAngkotと異なり、行き先を告げて連れて行ってもらえますが、料金の相場を知らないと、やはり外国人は足元を見られる可能性が高いです。
Trans Jakarta(トランスジャカルタ)は、ジャカルタ市内を走るバスです。こちらは比較的安全といえるでしょう。専用車線があるため、渋滞の中もすいすい進めます。事前にチケットを購入する必要があります。
バンドンでは、Bandros(バンドロス)という観光バスも走っています。
2.電車に乗ってみよう
インドネシアにも電車があります。
有名なのは、Kereta api(クレタ アピ)と呼ばれる鉄道です。長距離の電車移動でよく使われます。事前にオンラインでチケットを購入することもできますし、駅構内でも買えます。週末に長距離移動で電車旅を考えている場合は、早めに購入しないと売り切れていることが多いです。
オンラインでチケットを購入するなら、アプリを活用することをお勧めします。なぜなら、専用サイト等で購入すると、駅構内で発券する必要があるからです。ジャカルタやバンドンなどの大きな駅だと混雑しますので、早めに駅に着いて発券する必要があります。アプリを使えば、スマホで電子チケットを見せるだけでOKです。
座席は、エコノミークラスとエグゼクティブクラスがあり、エグゼクティブクラスの方が料金が高い分シートは広く快適、利用できるサービスも多いです。また、到着時間も若干早くなります。
ジャカルタ⇔バンドンなら、エグゼクティブクラスで片道2時間半ぐらいです。エコノミークラスなら3時間弱。いずれにしても、遅れることはほとんどありません。
ジャカルタ市内は、MRTと呼ばれる地下鉄も走っています。乗る前に、身体や持ち物の検査があります。
3.LCCで国内プチ旅行
インドネシアには複数の島があります。国内旅行をするなら、飛行機移動の機会も出てくることでしょう。同じジャワ島でも、ジャカルタからジョグジャカルタへ行くのに電車で8時間ぐらいかかるため、飛行機を利用する人も多いです。
また、観光地として有名なバリ島へ旅行するなら、飛行機が必須です。
格安で抑えるなら、LCCで充分。ただ、LCCはたいてい遅れます。乗り継ぎがある場合は時間には十分な余裕を持つことが大事です。ちなみに筆者がバリ島へ行った時は、前日にフライト時間の変更連絡があり、11時から18時に変更になりました。当日も遅れて、搭乗できたのは20時でした・・・。
<まとめ>
インドネシア国内の移動について、筆者から伝えておきたいポイントは以下の3つです。
・基本は車移動。ドライバーさんとの会話も大事に。インドネシア語を覚える良い機会かも?!
・せっかくなので、電車旅も経験してみては?
・LCCは「遅れが当たり前」という意識を持って利用する。