インドネシア赴任記録(バンドンより)

インドネシア バンドンに赴任。仕事や日常生活で気づいたことを織り交ぜながら赴任生活をつづっていきます。

インドネシア赴任時に持って行くもの

★インドネシアで必要?★

 インドネシア赴任が決まった。現地へ持って行くものを準備しなければ・・・。でも何を持って行けば良いんだろう? 荷物がかさばるから、現地で手に入るもの、不要なものは日本に置いて行きたい・・・。

 ここでは、そんな疑問を持たれている方のアドバイスになればと、筆者が赴任時に持って行ったものを中心に、持って行くものリストをカテゴリー別にまとめています。

 よく聞く質問事項も載せています。

 

【目次】

1.衣類関係

2.生活用品

3.飲食関係

4.仕事関係

5.貴重品

 

1.衣類関係

 何をどれだけ持って行くかは、年齢や性別、インドネシアで過ごすアパートの環境なども影響します。いざという時は現地で調達できるため、必要最低限の衣類のみ持参される方もいます。ただ、よほど気に入ったものでない限り、実際に現地で購入される方は少ない印象です。ユニクロなどの日本でも買えるものは、日本で買った方が安いからでしょう。

 

<筆者が持参したもの>

 「*」は、現地で買い足したものです。

  • 半袖 *
  • 長袖 *
  • 短パン
  • 長ズボン *
  • 春秋用防寒着 *
  • 下着
  • タオル *
  • ハンカチ
  • 襟付きシャツ *
  • ブラウス *
  • 洗濯ネット
  • ハンガー
  • 室内用スリッパ *
  • 靴下 *
  • 靴(カジュアル+フォーマル) *

 

◆質問コーナー◆

#長袖、あった方が良い?#

 朝晩は冷えることがあります。特に筆者が住むバンドンエリアは、朝晩の気温が20℃を下回ることが多いです。ジャカルタやチカランエリアでも、半袖だと寒く感じる人もいるでしょう。また、冷房がよく効いているお店もあります。薄手のはおりがあると便利ですね。荷物に余裕があるなら、コートも1枚あると良いです。日本に一時帰国する時、日本が冬だった場合は、重ね着とコートで防寒対策します。

 

#タオルって、何枚ぐらい必要?#

 現地のアパートは、大半がランドリーサービス付きのため、自分で全て洗濯している人は少ないと思います。ただ、ランドリーの周期はアパートによってさまざま。毎日取りに来てその日に返却されるところもあれば、1週間に2回、返却は次の引き取り時というところも。祝日はランドリーサービスがお休みになるところもあるので、お住まいを予定されているアパートのランドリー周期を確認して、+@の予備分を用意するのが無難です。

 

#洗濯ネットも必要?#

 筆者は、ブラウス系など傷みやすそうなものはネットに入れて出しています。大丈夫かもしれませんが、大丈夫じゃなかった時のショックを受けたくないので、念には念を入れて。洗濯ネットは現地でも買えますが、かさばるものではないので日本から持って来ました。

 

#室内用スリッパはあった方が良い?#

 アパートの部屋に入っても、日本のように靴を脱ぐところが明確になっているわけではありませんが、現地の方は入口で靴を脱いで裸足になります。裸足で気にならない方は室内用スリッパは不要かもしれませんが、床はそんなにきれいじゃなく、靴下を履いていればなおさら汚れが気になるレベルです。筆者は室内用スリッパを持って行きました。ただ、履きつぶした後は現地で購入しています。

 現地に着いてすぐに買えるか分からないので、筆者のように足の汚れが気になるなら、最初は持って行くことをお勧めします。日本の100均で売っている薄いスリッパなら、それ程かさばりません。

 

#みんなどんな靴履いてるの?#

 通勤時は、カジュアルな靴で充分と思います。スニーカークロックスを履いている人もいます。休日はサンダルで過ごす人も。ゴルフをされるなら、ゴルフ用の靴も必要ですね。

 フォーマルな靴は、現地の結婚式に呼ばれた時に履くためのものと考えて、革靴や少しヒールのあるパンプスなどを用意しておきましょう。

 ちなみに結婚式の服は、現地でバティックと呼ばれる正装を買って着て行きます。女性はケバブという衣装を着ることもあります。取引先を訪問する時、シャツやブラウスの代わりにバティックを着る方もいます。スーツは、特に上着は暑いので着ている人はほとんど見ません。

 

正装用のバティックは、最低でも一着はあった方が良い。

 

2.生活用品

 個人のこだわりが一番きいてくるところ。筆者はほとんどこだわりがないので、他の人に比べたら荷物は少なかったかも・・・。そこでここでは、筆者が持参したものと、筆者の周りの駐在員が持参したものを併せて記載しておきます。数が多いので、タイプ別に分けています。

 

<筆者や周りの駐在員が持参したもの>

 「*」は、現地で買い足したものです。

(1)現地で手に入りにくいもの

  • 変圧器(220V用)
  • C型プラグ
  • たこ足コンセント
  • クロームキャスト

(2)現地で手に入るが日本と質が異なるもの

  • 風邪薬や胃腸薬
  • 虫刺され用の薬 *
  • カビキラー
  • 耳かき
  • ファブリーズ
  • 制汗剤 *
  • 乾電池

(3)現地で手に入るが最初に持って来た方が良いもの

  • ポケットティッシュ
  • ウェットシート *
  • マスク
  • 体温計
  • 置き時計
  • 日焼け止め *
  • 化粧品・スキンケア関連品 *
  • シャンプー・リンス *
  • ボディーソープ・ボディスポンジ *
  • ハンドクリーム *
  • 輪ゴム
  • はさみ(文具用・髪用)
  • くし
  • 髭剃り
  • 爪切り
  • キーケース(アパートの鍵紛失防止用)
  • ばんそうこう
  • 耳栓(眠りが浅い人(筆者はなくても大丈夫だった))
  • セロハンテープ(小さいサイズ)
  • Wifi中継器(筆者はなくても大丈夫だった)
  • ハードディスク(筆者はなくても大丈夫だった)
  • 音楽プレーヤー(筆者はなくても大丈夫だった)
  • イヤホン(筆者はなくても大丈夫だった)

 

◆質問コーナー◆

#ポケットティッシュってよく使う?#

 場所によります。ローカル向けのお店や観光地だと、トイレットペーパーがないことが多いので、常に2つ3つ携帯しています。日本のようなサイズ感のポケットティッシュは現地で手に入りません。そう考えると、このティッシュを無料配布できる日本ってすごいなと思えます。

 

#時計はスマホがあるから置時計は不要?#

 アパートの部屋には壁掛け時計もあるかもしれません。筆者は、日本でも置時計を見る癖があり(スマホを開くのがめんどうなので)、置時計を目覚まし時計としても使っているため持参しました。枕元にスマホは置かない方が良いと聞いたことがあります。もちろん、スマホで充分な方は、時計は不要と思います。ただ、仕事では腕時計があった方が便利です。いちいちスマホを開くのは、やはり手間だと思います。他の人と会話している時も、さっと時間を確認できるので、腕時計は便利です。

 

#薬はどんなものが効く?#

 薬については効き目に個人差がありますし、現地でかかった病気や現地の虫刺されには現地の薬が効くという場合もあるでしょう。ただ、体調不良の時に飲む薬は、日本からの薬を服用される方が多いです。現地の薬は効きにくい、副作用が恐いという理由で試される人は多くありません。

 

#洗剤は現地のもので大丈夫?#

 食器用洗剤やスポンジは現地調達で充分と考えます。

 洗濯用洗剤は、衣類を全てランドリーサービスに出される方は不要かもしれません。下着などは自分で洗う、という方は現地で購入しています。

 風呂用洗剤は不要と思います。大半のアパートでは、部屋の掃除をしてくれます。自分が住む予定のアパートの掃除事情も確認しておきましょう。

 

#変圧器って、いつ使う?スマホにも必要?#

 スマホの充電には、変圧器は不要です。ドライヤーやヘアアイロンなどは必要です。

 筆者は、ドライヤーを現地調達しています。ヘアアイロンは使っていません。今のところ、変圧器は持って来てないですし使ってないです。

 

#C型コンセントって、何個ぐらい準備すべき?#

 筆者の場合、2個用意しました。会社のパソコン用と日本のスマホ充電用。日本の100均で購入できます

 ただ、会社用は、会社で用意してくれる可能性も高いので、確認してみましょう。

 

#スキンケア、ヘアケア用品は、現地調達で大丈夫?#

 現地でも手に入りますが、肌や髪に合う合わないがあります。これは、日本でも同じことがいえるので、試してみるしかありません。

 日本のものも売られていますが、価格は日本より高いので、日本製にこだわるなら日本から持参した方がお得です。

 ただ、シャンプーやリンスについては、インドネシア製の方が良かったという声もよく聞きます。インドネシアの水は硬水なので、現地製品の方が、現地の水に合ったものになっているということでしょうか・・・。

 硬水だと、手も荒れやすいです。ハンドクリームも、現地のものがたくさん売られていますので、自分に合うもの、こちらで効果があるものを試して探してみてはいかがでしょうか。

 

蚊やゴキブリが出た時に便利な殺虫剤。

 

3.飲食関係

 現地で暮らしていると、日本食が恋しくなるかも・・・?

 もちろんこちらでも、日本食は食べられますし、日本の調味料もある程度は手に入ります。最近は、品ぞろえも増えてきている気もします。ただ、値段は日本で買うよりやはり高いです。こだわりのある食品は、持って来た方が精神の安定剤にもなるかもしれません(笑)。

 

<筆者が持参したもの>

 「*」は、現地で買い足したものです。

  • 味噌汁
  • コーヒー(Tバッグを数袋) *
  • 紅茶(Tバッグを数袋) *
  • レトルトのおかゆ
  • ミンティア(ミント系タブレット)
  • ジップロック
  • つまようじ
  • はし・スプーン
  • レンジ対応容器 *
  • ゴム手袋(食器洗い時に使用)
  • 歯ブラシ
  • 歯磨き粉 *

 

◆質問コーナー◆

#持って行っても食べなかったものが多い?#

 筆者や筆者の周りの駐在員の声ですので、個人差があると思いますが、日本から持って来た食品のほとんどは手つかず状態で、賞味期限切れを迎えました(笑)。人によっては、缶詰、お米、調味料、ラーメン、ふりかけ、フリーズドライやレトルト食品など色々持ってこられている方もいましたし、それがないと生活できない、という方もいます。

 個人的には、コーヒーや紅茶はインドネシアの方がおいしく感じるものが多いです。コーヒーも紅茶もインドネシアは生産大国。質の良いものも多いと思います。これらに限らず、せっかくなので、現地の食材を試してみるのも良いものです。

 ただ、口直し用に愛用しているミンティアは、どこを探しても見つからなかったので、一時帰国の時に買い占めています。ガムと違って食べ切れるのが便利で、ちょうど良い爽快感で気に入っているのですが・・・キシリトールはあるのに・・・。

 

#食品の保存に最適な方法は?#

 一度袋を開けたものは、輪ゴムやクリップで留めても、すぐにアリがたかって食べられない状態になります。筆者も、食パンで経験しました。きちんと袋をしばっていても、においで寄ってくるのか、翌朝にはアリの餌食に・・・。それ以降、開封済み食品は全て冷蔵庫に入れるようにしています。

 ジップロックやラップ、保存タッパーも食品の保存には欠かせないと思います。ただしこれらを使ったとしても、常温放置ではなく、冷蔵庫保管をお勧めします。

 

#歯ブラシって現地でも買えるのでは?#

 こちらの歯ブラシは、なぜかヘッドが大きいものが多く、使いにくいです。最近は、日本と同じようなサイズのヘッドがついた歯ブラシも見かけるようになってきました。筆者も、歯ブラシは日本から持参したものを使っています。歯磨き粉は、現地のもので問題ないです。

 

日本からのお土産で何気に嬉しかったおしるこ。

 

4.仕事関係

 業種や職種によって個人差があると思います。一般的なものだけピックアップしています。

 

<筆者が持参したもの>

 「*」は、現地で買い足したものです。

  • 文房具(ボールペン、赤ペンなど) *
  • スケジュール手帳
  • 名刺入れ
  • イヤホンマイク
  • 通勤用かばん
  • USB
  • パソコン・バッテリー・マウス(全て会社のもの)

 

◆質問コーナー◆

#あると便利な文房具は?#

 意外と重宝していて日本から持参しているのが、消せるボールペン。こちらではほとんど見かけません。修正テープもあると便利ですが、使う機会は少ないです。ハサミやミニセロハンテープは持参しましたが、ホチキスは会社のものを借りています。

 

#ゴルフは始めた方が良い?#

 駐在員の大半が、休日はゴルフをしています。筆者はしていません。するかしないかは個人の自由ですが、した方が人脈が広がり交流も深くなって、特にお客様相手だと貴重な情報が聞けたり仲良くなって助けてもらえたりするかもしれません。

 ゴルフをされる方は、ゴルフ道具一式を持参されます。日本でそろえた方が断然安いそうです。また、駐在員の前任者が残した道具を引き継いで使う方もいます。

 

赴任してからゴルフを始める人も多い。

 

<まとめ>

・衣類は、予備を考えて少し多めに用意しておく。ランドリー周期は要確認。

・生活用品は、こだわりが強くなく荷物がかさばるなら、思い切って現地調達するのも手。

・日本から持参した食品は手つかずになる可能性大。ただし、食べ物は人によって合う合わないがあり、体調を崩した時は日本食が重宝するかもしれないので、ある程度は保存食として持って来ておいた方が良い。